集合住宅大規模修繕に関する弊社の経験・特徴
弊社は平成3年に設立し、設立当初から建物の維持保全・延命を目的にコンサルタント活動を行ってきております。
毎年、多数の集合住宅のコンサルタントを受託させて頂いております。
集合住宅コンサルタントは基本的には設計入札を経ての業務受託になりますが、調査診断業務を行っている物件・設計図書作成及び工事会社選考業務を行っている物件・工事監理を行っている物件が同時に12~15物件あります。
即ち、ある時期だけを例に考えますと調査診断を行っている物が4~5物件あり、工事に向かっての業者絞込みを行っている物が同時に4~5物件あり、同様に工事中の物が4~5物件あるということになります。
他の大半のデザイナー出身コンサルタント会社との顕著な違いは弊社の代表者は、もちろん、係員には自ら建物を作ってきた工事出身の者が多く、建物の実態及び工事現場の把握には長けていると自負していることです。
その結果、最近はリピート物件も多くなってきております。
このリピート物件は前回大規模修繕から10数年過ぎ第2回目を迎えるもの外壁だけではなく新たに給排水のような設備の大修繕を行うもの、外構・ロビー等グレードアップや鉄骨階段取替え等のコンサルタント業務もあります。
さらに、上記コンサルタント以外にも、かなり長期に渡ってのコンサルタント(建て替え計画)や数ヶ月で終る短期のコンサルタント(長期修繕計画の見直し・工事会社との10年前の瑕疵保証に関する交渉等)も年間10物件以上あります。
これらを含めますと毎年繰り越し重複はあるものの集合住宅の管理組合様との契約は40物件近くあるといえ延べ戸数は年間8000戸前後になっております。
弊社は集合住宅の相談窓口でもある《財団法人マンション管理センター》のマンション診断等の連携会社であり、代表の田中は《マンションリフォーム技術協会(集合住宅改修工事実践仕様書・同解説の編集発行)》から要請された1人です。
また、既に10年以上前の平成9年(1997年)に、工事会社アンケートによる信頼できるコンサルタント会社として名前があがった2社の内の1社です。
大規模修繕コンサルタントだけでなくその関係者に対しての指導も行っており、管理会社には長期保全計画書の作成方法や大規模修繕工法の選別方法、設計事務所には大規模修繕コンサルタントの手順、品質保証のあり方等の勉強会を行っております。
建築の技術者なら必ず知っている《建築知識》の2000年の改修設計特集号に劣化症状やひび割れのメカニズム等についての執筆を始め、毎年専門誌に下地状態の処理方法や新工法、大規模修繕工事の動向等について執筆させていただいております。